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アニメ

トライガン・スタンピード第6話感想|「過去」と言うにはあまりにも短く

「救い」の概念の違いにより、険悪になるヴァッシュとウルフウッド。

新聞記者二人と別れたヴァッシュは、砂の海を往く大型客船・サンドスチームで第三都市ジュライを目指す。

辛辣な態度を取りつつも、袂を分かたぬウルフウッドと共に。

軋轢を抱えたままの二人を、乾いた風が弄ぶ。

はためく白いシーツの陰に、ウルフウッドが見たものは――

というわけで、というわけで、『TRIGUN STAMPEDE』第6話「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ホープランド」の感想です。

  • 原作は終盤のみ読んでいる
  • 旧アニメはリアルタイムで見たり見なかったり
  • 大まかな設定やヴァッシュの正体などは把握
  • 細部は全然知らない

という中途半端な人間が執筆しております。

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『TRIGUN STAMPEDE』#06 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ホープランド

画像引用元: https://youtu.be/62EDw49fcwU

#06 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ホープランド
放送日 2023年2月11日
絵コンテ 山岡実
演出 山岡実

第6話はウルフウッドの過去回。

幼いウルフウッドの喫煙シーンを見て、2Dアニメーションのクラシカルな雰囲気も相まって、長野まゆみ作品を彷彿とさせました。

いやまあ「二人の少年」「喫煙」「SF」くらいしか共通点がありませんが。

ちなみに長野まゆみ作品は『天球儀文庫』が好きです。塩梅がちょうどいい。

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今回は初の前後編なうえに、ウルフウッドの身体的なことに関しては、5話4話の感想で書いちゃったので、6話の時点では正直そんなに書くことがありません。

6話・7話でまとめて感想書いてもよかったかも……。

第6話の感想は、以下の3つに分けて記述しました。

『TRIGUN STAMPEDE』における母親像

『TRIGUN STAMPEDE』には、第6話までに3人の「母親」が登場しました。

ジェネオラ・ロックのローザは、己の卑劣な行為を正当化するのに子供を持ち出し。

子供を生贄にするロロの母親はいわずもがな。

幼いウルフウッドを見送る孤児院の女性は、強張った訳知り顔。

みな一様に自分たちの生活を守るために子供を出しにしています。

母親というものは、すべて清く正しく美しく強い存在でなければならない。とは思いません。

だって人間だもの

しかしながら、3人中1人くらいはオーソドックスな「母親」でもいいとも思うのです。

アニメなんだから絵に描いたような母親キャラでええやん。

「無力な母親」が意図的な描写・演出なのだとしたら、幼いヴァッシュとナイヴズを先に逃がしたのち、ほかの人間を救うために最期まで船に残ったのであろうレムとの対比と推測します。

もしそうであったのなら、レムを持ち上げるためにほかの母親を貶めるのはどうなのでしょう。

根性がひん曲がった私が穿った見方をしているだけなら良いのですが。

牧師と葬儀屋

『TRIGUN STAMPEDE』第6話では、ウルフウッドの弟分であるリヴィオが登場しました。

原作のリヴィオ(旧アニメには出てた?)のデザインや容姿は全くと言っていいほど覚えていないのですが、STAMPEDEのような牧師めいた出で立ちではなかったことは確か。

牧師は神父と異なり服装自由ですが、私の中では黒のローマンカラーシャツ+グレーのスーツ、というイメージが強いです。

ちょうどリヴィオのような格好ですね(仮面除く)。彼が着ているのはジップアップのスタンドカラーシャツ(?)っぽいですが。

原作・旧アニメで牧師だったウルフウッドはSTAMPEDEでは葬儀屋になり、代わりにリヴィオに牧師要素が追加された。

これが意味するところは……なんだろう!?(分からんのかい)

原作・旧アニメのウルフウッドの設定の一部をリヴィオが肩代わりすることによって、ウルフウッドの運命に新たなルートが誕生する……?

「祝福の子」が二人登場したのなら、片方は救われる可能性が、無きにしも非ずです。

しかしそうなると、逆にリヴィオの行く末が不安になってきますが。

『TRIGUN STAMPEDE』は2クール(確信)

第6話を見終わって真っ先に思ったのが、コレ2クールアニメだわ。でした。

その根拠は「ミッドポイント」にしては展開が地味なため。

「ミッドポイント」とは、「三幕構成」における物語のど真ん中にある転換ポイントのこと。

「三幕構成」と『TRIGUN STAMPEDE』の尺についての詳細は、第3話の感想をご覧ください。

「ミッドポイント」に派手さは必須ではないのですが、次回の7話で『TRIGUN STAMPEDE』という物語の大きな転換点が来るとは考えにくい。

『TRIGUN STAMPEDE』第6話・第7話は、三幕構成では以下のような意味を持ちます。

  • 1クールの場合:ミッドポイント
  • 2クールの場合:ファースト・ターニングポイント(第一幕の終わり)

個人的には後者だと考えています。

第一幕前半(1話~3話)はヴァッシュのセットアップ~インサイティング・インシデント。

第一幕後半(4話~6話&7話)はウルフウッドのセットアップ~インサイティング・インシデント。

という構成だと推測されます。

「インサイティング・インシデント」とは「果たして主人公は○○できるでしょうか」という物語全編を貫く問いかけ(セントラル・クエスチョン)が提示されるイベントです。

ヴァッシュは3話で「果たしてヴァッシュは(あのヤベェ)ナイヴズを止めることができるでしょうか」という問いかけが提示されました。

次回、第7話でウルフウッドは我々にどのような問いかけを提示するのでしょうか。

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