プリンセッション・オーケストラ第15話感想|風花すみれ登場と動画流出の波紋──今日もベスが最高にかわいい

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物語が静かに進行する中、新キャラクター・風花すみれがついに本格登場。

さらに、プリンセスの戦闘動画がネットにアップされるという、気になる事件も発生します。

敵味方双方で小さな異変が起きつつあり、物語が新たな局面へと動き出す気配が漂う第15話。

そんな中でも、我らがベスはいつもどおり最高にかわいかった──!

今回は「すみれの登場」「動画流出の波紋」「ベスのかわいさ」の3点に注目して、第15話を振り返ります。

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風花すみれ、ついに本格登場

第3話で一瞬だけ登場していた図書委員の先輩・風花すみれが、第15話でついに本格的に描かれました。

彼女はプライベートではマニッシュな装いをしており、どこか宝塚の男役のような雰囲気をまとうキャラクター。

年下の子どもにも敬語で接する包容力ある態度や、性別的な記号を曖昧に横断する立ち振る舞いも印象的で、まさに「麗人」という言葉がぴったりです。

クールに見えて、その実芯の強さと優しさを垣間見せる彼女の存在感は、人を惹きつけるものがあります。

「なりたい自分」を選び取るという強さ

特に目を引いたのは、逃げ遅れてジャマオックに襲われそうになっていた女の子を、迷わず助けに入った場面です。

非戦闘員でありながら、敵の目の前に立ちふさがる行動はまさに勇気の表れ──と思いきや、彼女はそれを「勇気ではない」と否定します。

自分がしたいことをしただけ。自分がなりたいと思う自分になってみただけなんです」という台詞には、彼女なりの生き方の美学がにじんでいました。

その姿に、戦闘直後に合流したみなもは感銘を受けます。

「プリンセスじゃなくても、誰かを守れるような人になりたい」と決意を新たにする様子は、すみれの在り方が言葉以上に強く響いたことを物語っていました。

すみれがなりたいと願った「自分」は、みなもたちの目に「プリンセス」と重なって映ったのかもしれません。

追加戦士の布石か、それとも──

こうした描写から、すみれが今後プリンセスとなる「追加戦士」候補として浮かび上がります。

実際、プリンセスの動画を見つめる場面では、彼女の視線に単なる好奇心以上のものが感じられました。

ただし現時点では、みなもが追加戦士に否定的な立場を取っており、仲間が増えることにまだ抵抗感を抱いている様子。

また、なっちの存在も含めて、今後誰がプリンセスの「輪」に加わるのか──

静かに、しかし確かにその伏線が張られた回だったといえるでしょう。

プリンセスの動画が流出!?アリスピアのセキュリティ事情

第15話では、プリンセスの戦闘動画がネット上にアップされるという事態が発生しました。

8話の静止画流出に続き、今回はついに動く証拠が世に出たことで、物語に新たな局面が訪れつつあります。

撮影者は誰? 怪しまれるナビーユの立場

問題の動画は、プリンセスが戦う現場を茂みから隠し撮りしたようなアングルで撮影されており、バンド・スナッチによる記録とは考えにくい構図です。

動画が投稿されたのは、もちろんアリスピアch。

投稿者の正体は不明ですが、動画撮影からアリスピアchへの投稿までの一連の作業は、基本的にアリスピアンによって行われています。

そのため、少なくともアリスピアンの協力者がいることは確かです。

アリスピアンの中でも、プリンセスの戦闘に頻繁に同行し、現場にいることの多いナビーユは、立場的に「撮影可能な位置」にいる数少ない存在です。

ナビーユ、お前まさか

彼の動揺などは描かれていませんが、仮に無自覚に視界をジャックをされていたり、操られていたとすれば──?

ナビーユが鍵を握っている可能性は十分にあります。

世界に開かれるアリスピア|物語は広がるか?

これまでプリンセスたちは、アリスピアという閉じられた世界の中でのみ活躍していました。

しかしこの動画は、アリスピアchを通じて、地球のネットユーザーにも閲覧可能な状態で公開されています。

このことは、プリンセスという存在が、徐々にアリスピアの枠を越えた公の存在へと変わっていく転機を示しているのかもしれません。

プリンセスの正体や戦闘能力が、アリスピア内外にどう受け取られていくのか。

物語はよりスケールの大きな展開へと踏み出しつつあるのかもしれません。

今日も推し(ベス)がかわいい

今週もやっぱりベスがかわいかった──

ヴィランでありながら、どこか憎めない、いえ、むしろ愛おしさすら感じさせるその立ち居振る舞い。

第15話は、戦闘中・撤退時・拠点でのやり取りと、ベスの魅力が三段階で爆発した神回でした。

アリスピアンに見せたやさしさ

ジャマオックの幼体を前に逃げ出さず、むしろ倒そうと挑むアリスピアンの防衛隊。

そんな彼らに対し、ベスは「怪我をするからやめておけというのに……」と呆れます。

防衛隊をぞんざいにあしらいつつも、その口ぶりは敵ながら案じているようなやさしさを感じさせるものでした。

13話では、ぶつかってきたアリスピアンに対して、怒るどころか目線を合わせて話しかけて気遣いを見せていたことも併せて考えると、どうやら彼はアリスピアンには甘いようです。

ただし、地球の女の子に対しては相変わらず辛辣。

地球の女の子には手厳しいのに、アリスピアンにはどこか優しい。ベスの中では、何かしらの「身内意識」があるのかもしれません。

限界戦術からのブチギレ撤退

プリンセスたちの到着が早すぎた影響で、今回のジャマオックはすべて幼体状態。

逃げ遅れた女の子からミューチカラを奪って成体化させようとするも、それは新キャラ・すみれに阻まれて失敗。

苦肉の策として幼体同士を合体させるも、やはり幼体は幼体。

ただのハリボテにすぎないことを看破され、ジールの一撃で瞬殺されてしまいます。

好きで小細工をしたわけではないわ!!!!!」という捨て台詞と共に、ブチギレながら撤退するベス。

状況に追い詰められた限界戦術が逆にかわいく見えてしまうのは、彼の魅力があってこそでしょう。

仲良しスナッチ、今週も平和(?)

戦闘後、本拠地に戻ったベスは、ギータとドランからいじられ放題。

「ベス煽り」を特技とするギータが、ここぞとばかりにからかい、ドランも楽しそうに乗っかります。

そんな3人を、遠くから「やれやれ、可愛いヤツらだ」と見守るカリストもまた、いい味を出しています。

敵組織であるにもかかわらず、こうした部活のような雰囲気を醸し出すバンド・スナッチの空気が、また愛おしい。

プリンセスサイドの正統派な友情とはまた違った、「彼らの居場所を守ってあげたい」と思わせる不思議な魅力があります。

まとめ

第15話は一見地味ながら、「すみれの描写」「動画流出による波紋」と、確かな変化の兆しが積み重なった回でした。

特にアリスピアの映像が外部に漏れたという事実は、物語世界の境界が揺らぎ始めたサインかもしれません。


風花すみれの存在もまた、新たなプリンセスを想起させる要素として注目に値します。

一方で、敵であるはずのベスたちスナッチのやり取りには、親しみを覚える魅力がありました。

一見静か、されど確実に転がり始めた歯車。その動きを見逃さないための、重要な一話だったと言えるでしょう。

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